歯肉の組織にメラニン色素が増殖し、黒ずみなどの変色を発生させる「メラニン色素沈着症」を治療する方法としては、先ほどご紹介したレーザー治療のほか、もうひとつ「フェノール・アルコール法」というものがあります。
多くの審美歯科においては、レーザー治療よりも以前から用いられていた方法ですから、こちらのほうが一般的といえるかもしれません。
「フェノール・アルコール法」は「PA法」とも呼ばれており、フェノールという薬品とアルコールを用いて治療が行なわれます。
レーザー治療のように大掛かりな機械を使わなくて済むほか、簡単で時間も短縮できるため、今でも「フェノール・アルコール法」を支持している歯科医院がたくさんあるようです。
また、患者さん側にとっても「フェノール・アルコール法」は「上または下どちらかで3000~5000円程度」「上下合わせても7000~10000程度」と治療費もお安く済みますし、平均2回の通院で完了できるため、非常にメリットが高い治療法といえそうですよね。
「フェノール・アルコール法」の治療は、まず歯茎に液体フェノールを塗布し、次にアルコールで中和していくという手順で進められていきます。
薬品を塗った後はすぐに歯茎が白く漂白されたような状態になりますが、これは薬が効いている証拠です。
そのまま5分程度放置した後、水ですすいで治療完了となります。
1週間後、再び歯科医院を受診して経過を診ます。
「フェノール・アルコール法」の治療を受けると、数日間は歯茎がヒリヒリするような感じを覚えます。
非常に敏感な状態になっていますので、香辛料や酒・タバコなどの刺激物を避けるほか、歯磨きの際にも歯茎を強く擦らないよう注意しましょう。
メラニン色素沈着症の大きな要因となるもののひとつに「タバコ」があります。
タバコによる被害を防ぐための自己防衛策として、歯茎が黒く変色し、有害物質を寄せ付けないように働いているのだそうです。
禁煙ブームがより一層強まりつつある今の世の中、タバコをやめるついでにメラニン色素も除去してスッキリしませんか?新たな決意がより強固なものとなることでしょう。
【歯肉,メラニン色素沈着症,レーザー治療,フェノール・アルコール法,PA法】
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